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神戸日記 “I♥KOBE”

 

はじめに(マーケティングの動機)


探検隊メンバー:成嶋里香

 今回、神戸の某大型商業施設の組織改革、人材育成の研修に参加するにあたり、まず私たちが神戸の街を知る必要があると考え、神戸の街をマーケティングすることにしました。神戸の街をすみずみまで見て回り、様々な角度から神戸の街の魅力を探ってきました。ここでは、私たちがお客様目線で楽しんできた中から見えた神戸の街の魅力をみなさまにお伝えしようと思います。少しでも神戸の街の魅力をみなさまにも感じていただけたら嬉しいです。

 

ファッション性あふれる旧居留地

 神戸の街にはかつて外国人の住居や通商の場として造成された旧居留地が存在します。神戸旧居留地の歴史が始まったのは、神戸に港が開かれた江戸幕末と言われています。
 現在の旧居留地周辺には昔のなごりから西洋建築物が多く残り、異国情緒あふれる雰囲気がただよっています。その中でも旧居留地38番館を持ち、クラシックな外観を誇る神戸大丸は圧倒的な存在感を示しています。

旧居留地38番館は大丸の店舗として使用されており、カフェやファッションブランドが入っています。西洋建築の建物と現代のファッションやカフェが融合した空間は他の百貨店では味わえない神戸大丸独特のものであると思います。

 

 また、旧居留地周辺にはLOUIS VUITTON、PRADA、DOLCE&GABBANAなど数々の高級ブランドが立ち並ぶ関西随一のファッション通りがあります。そこにはBEAMSHOUSEやDIESELなどの人気専門店もあり、歩きながらさまざまな最新のファッションを楽しめます。

 さらに、旧居留地周辺を歩いていると古い建物をアレンジしたおしゃれな雑貨屋さんやレストラン、カフェなども目に入ってきます。旧居留地周辺はおしゃれなお店が溢れているので、散歩をするのに最適な街だと思いました。

 

神戸らしさ溢れる特別な空間〜北野坂・異人館

 神戸の中心地である三ノ宮から少し離れた場所に、高台で異国情緒あふれる街並みの北野があります。北野の異人館街にはかつて外国人が住んでいた住居や建築物が現在でも保存され公開されています。

 私たちもベンの家・洋館長屋・イングランド館の3館を見学してきました。動物の剥製や、美術品の展示など館によってそれぞれ個性が溢れています。

特に、イングランド館では館の中に「KING of KING」という英国館バーがあったり、シャーロックホームズの衣装の貸し出しを行うなどサービスが充実していました。

 

 更に、異人館に向かう際に通る北野坂も魅力溢れる通りになっています。 坂の途中でひときわ目についたのがスターバックスです。北野のスタバは西洋建築を店舗とし、店内には木造の階段もあります。かつて住居だったと思われる建築をそのまま活用しているようで、他のスタバとは違ったレトロで温かい雰囲気を醸し出しています。

 

 また、北野坂にはジャズバーが多くあるようです。歩いていると「JAZZ」という文字をよく目にするほどジャズ音楽が街のなかに溶け込んでいるようでした。かつて外国人の居住地であった北野だからこそ西洋的な音楽も自然と街の中に浸透していったのだろうなと感じます。

 

神戸の中心地 三ノ宮

 三ノ宮駅はJRや阪神電鉄など主要な路線が集中し、多くの人が行きかっています。JRを出ると、そごう神戸店が見えてきます。駅から店舗まで道が繋がっている好立地に位置する百貨店の店内は食品売り場が大変賑わっていました。

 

 三ノ宮駅から少し歩くと1800年の歴史を有する生田神社があります。街中の賑わいにある神社ですが、一歩境内に入ると賑わいが遠のくような静寂な雰囲気に包まれます。

 

心地よい潮風 はせる想い〜神戸港・港周辺

 神戸港は1868年に開港した日本の主要な国際貿易港です。神戸港の国際化が進む中で、ファッションや洋菓子、そしてジャズなど多くの西欧文化が入ってきて、いまでは神戸を代表する産業となっています。

 神戸ハーバーランドの海際には神戸モザイクという複合商業パークがあります。そこには約80のショップやカフェが入っており、地元の方々、国内・海外の観光客など、たくさんの人で賑わっていました。また、2階のウッドデッキからの神戸港の眺めは素晴らしく、ゆったりと腰を掛けて神戸港を眺めている人が大勢いました。私もそこに腰をかけて神戸港を眺めていましたが、気持ちよい潮風の中で時間が経つのを忘れてしまうほどでした。

 神戸モザイクから海を隔てた向かい側には神戸の象徴ともいえる神戸ポートタワーや神戸海洋博物館のあるメリケンパークが見えます。メリケン波止場には、阪神淡路大震災によって被災したものの一部をそのまま展示してある神戸港震災メモリアルパークがあります。復興・発展している現在の神戸の街並みからは想像できない震災当時の悲惨な状況を感じ取ることができる場所でした。

 神戸港周辺の移動手段としては、神戸シーバス ファンタジー号など神戸港をクルージングできる遊覧船も行き来しています。港ならではの船での移動手段を活用して、海から神戸港周辺の風景を楽しむのも素敵な時間になるのでは・・・と思います。


神戸港を見渡せるモザイク(オープンモール)にあるオープンカフェでの一息。


神戸港震災メモリアルパーク。阪神大震災当時のままの風景が残されています。

神戸港の夜景。ライトアップされて昼間とは違う港の雰囲気が味わえます。

 

国際色豊かな神戸の食~南京町・神戸牛

 神戸は開港してから国際的な交易の場として発展し、その中で様々な国の食文化も入ってきました。国際色豊かな神戸の食文化の中から、今回は南京町(中華街)と神戸牛のお店をご紹介したいと思います。
 南京町は横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンと呼ばれる全国でも有数の中華街の一つとされています。(南京町という呼び方は南京町商店街振興組合が維持管理する商店街の名称だそうです。)大丸方面から歩いていくと南京町の東門である長安門が見えてきます。

 門をくぐると色鮮やかに輝いた看板や路店が迎えてくれて美味しそうな香りが漂ってきます。中華街の中心地には南京町広場があります。広場にはライトアップされた東屋があり、多くの人がそこに座ってのんびりと休憩していました。
 南京町は美味しそうな香りや賑やかな声が響くとても活気のある場所でした。近くの旧居留地周辺の異国情緒溢れる大人な雰囲気とは一味違う異文化を楽しめる場所として人気があるのだと感じました。


 続いて神戸牛をご紹介します。神戸と言ったら神戸牛!というほど、神戸牛の認知度は高いですよね。国内だけでなく、世界的にもKOBE BEEFとして神戸牛の認知度は高いそうです。

 今回は目の前で焼いてくれる、ビジュアル的にも食欲をそそられる鉄板焼きに行きました。シェフと楽しく談話をしながらの食事はとても楽しい時間となりました。

 

プロポーズの街〜神戸ウエディング

 海と山があり自然が豊富で、ロマンチックな夜景も楽しめる神戸は結婚式の場所としても人気があります。そのためか、神戸の街を歩いているとブライダルサロンや結婚式場、ホテル内のチャペルなどを目にすることが多くありました。また、神戸には「神戸プロポーズの日」というのもあり、毎月第一日曜日には神戸港でプロポーズを演出する1分間のライトアップが行われているそうです。神戸でプロポーズをして、思い出の場所の神戸で結婚式を挙げるのもロマンチックで素敵ですよね。

街全体で神戸ウエディングの認知度やブランド力を高める取り組みを行うことで、神戸の街が更に活性化されていくのだと感じました。

 

おわりに(感想)・・・

異人館での出会い。洋風な装いがお似合いです。

 神戸の街を実際にみてきたなかで、神戸は多方面(ファッション、食文化、エンターテーメント、暮らし…)でたくさんの魅力を持った街だということがよくわかりました。一方でとても魅力的な神戸の街だからこそ、その中で独自価値を持ったキラキラと輝く存在のお店にしていくことは創意工夫をしていかなければ難しいと感じました。